堕落論 - UENOTE

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

堕落論

2009年09月03日 16:17


堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)
(2008/09/17)
坂口 安吾

商品詳細を見る


”人間。
戦争がどんなすさまじい破壊と運命をもって向うにしても人間自体をどう為しうるものでもない。
戦争は終わった。特攻隊の勇士はすでに闇屋となり、未亡人はすでに新たな面影によって胸をふくらませているではないか。

人間は変わりはしない。ただ人間へ戻ってきたのだ。
人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。

人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道は無い。”


”人間の、又人性の正しい姿とは何ぞや。
欲するところを素直に欲し、厭な物を厭だと言う、要はただそれだけのことだ。”


戦時中の倫理を「ニセの着物」、「表面の綺麗ごと」と断罪し、
戦後社会に向けて封建遺制からの脱却と人間性の回復を叫ぶ。





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。