坂の上の雲(五) - UENOTE

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坂の上の雲(五)

2009年04月19日 23:51


坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
(1999/02)
司馬 遼太郎

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”近代国家になったということが庶民の生活にじかに突きささってきたのは、徴兵ということであった。
国民皆兵の憲法のもとに、明治以前には戦争に駆り出されることのなかった庶民が、兵士になった。

近代国家というものは「近代」という言葉の幻覚によって国民に必ずしも福祉をのみ与えるものではなく、
戦場での死をも強制するものであった。

が、明治の庶民にとってこのことがさほどの苦痛でなく、ときにはその重圧が甘美でさえあったのは、
明治国家は日本の庶民が国家というものにはじめて参加しえた集団的感動の時代であり、
いわば国家そのものが強烈な宗教的対象であったからであった。”







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